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私自身のこと 前編

今回は、私自身の「この世界に馴染めない」と感じてきた経験を書こうと思います。これを書こうと思ったのは、これからの私の活動のひとつとして、同じような経験をして苦しんでいる方に、何か参考になるような情報を届けていくことをしたいと考えたからです。

今後のブログでエネルギーや周囲に敏感で困っている人や、この世界に馴染めないと感じている人向けの情報も書いていけたらと思っています。

私の幼少期は金縛りが頻繁にあり、その時は首の後ろから何かが入ってくるような感覚がしていつも恐怖を感じていました。その出来事があるせいで、小学4年生頃まで電気をつけた明るい部屋でないと、精神的に不安で眠れない状態でした。

また小学校の中学年頃まで、自分を見おろしているもう一人の自分、という視点がありました。日常のさまざまな場面を、宙に浮いている方の視点から眺めていました。ある夜、強烈な金縛りにあい、黒いマントで覆われた4、5人の人に囲まれ、私自身の何かが封印される儀式のような光景を見ました。それをきっかけに、金縛りもほとんど起こらなくなり、宙に浮いた視点も忘れていきました。

その頃から自分の中で「自分を閉じ込めている」という葛藤が起こり始め、また周囲のマイナスな感情などにも敏感に反応するようになりました。そして中学校に上がると、クラスメイトの放つ思春期特有のさまざまなエネルギーに疲れるようになりました。そのストレスからか体調を崩しやすくなり、アレルギー体質にもなり、学校に行けなくなった時期もありました。

高校、大学、就職、と年を重ねる間に周囲に溶け込む努力をし、高校時代は途中でまた学校に行けなくなる時期もありましたが、なんとか生活を送っていました。しかし周囲のエネルギー(特にマイナスな)に敏感な体質は変わらず、体調は崩しがちなのが当たり前になっていました。また周囲の人々の考え方や感じ方が自分と根本的に違う感じがして、「自分の居場所はここではない」という気持ちも常にあり、度々うつ状態になっていました。就職してからの仕事は、体調や精神的な不調から長くても1年程度しか続きませんでした。

そのような状態で家族の元にいるのも苦しいという気持ちが強くなり、何も考えずにひとりで東京に飛び出しました。25歳の時です。そしてある日、ずっと抱えている苦しみの原因に何かヒントはないかと、思い切って有名な占い師の方に視てもらうことにしました。

そこで私の体質は占い師に向いているということを知り、独学で占星術やタロットの勉強を始めました。すると占星術の自分のホロスコープに、これまでの自分の苦しみの原因のひとつがはっきりと表れていました(月と冥王星がスクエア。さらに月と木星がオポジション(冥王星中心のTスクエア)。キロンも入れると固定宮のグランドクロス。金星は涙の蠍座29度)。

月と冥王星のスクエアの体験はかなりハードで、「これまで積み上げてきたものをすべて壊したい」という衝動や、人の感情とは思えないような強烈な感情が自分をつらぬきます。さらにその感情を木星が大げさに広げてしまうので、こうなると自分では感情のコントロールができなくなってしまいます。普段の調子の悪さに加えて、この衝撃が度々やってくるため、その度にもう消えてしまった方が楽だと思っていました。

しかし強烈な衝動の原因がわかったことで、私はかなり救われました。

長くなってしまったため、続きは後編で書いていこうと思います。

明け告げ鳥の庭 2021