一覧に戻る
福岡東区 香椎宮
先週、福岡の東区にある香椎宮に行ってきました。
香椎宮は西暦200年が起源の、とても歴史ある神社です。 日本書紀や古事記に出てくるヤマトタケルノミコトを父とする仲哀天皇を、妻の神功皇后がお祀りされたのが始まりで、現在はこの夫婦2人が主神となっています。
境内はとても広く自然豊かです。起源が200年ということもあって、歴史を感じさせるものが数多くありました。
御神木のひとつである「綾杉」は、『新古今和歌集』の「千早振る 香椎の宮の綾杉は 神のみそぎに立てるなりけり」(詠み人知らず)として和歌でも詠まれたものです。
本殿の奥には「香椎」という地名の由来になったとされる御神木があり、こちらは特に神聖な空気を感じました。 (下の写真の道の奥に御神木があります。)
狛犬は頭の小さいところが特徴です。
可愛らしい感じがして気に入った像は武内宿禰(たけうちのすくね)の像で、神社の主神・仲哀天皇など5代の天皇に仕え、300年の長寿を保ったという伝説上の忠臣です。境内には摂社もあります。
他にも、参道の楠の並木や、神社の近くには「日本の名水100選」に選ばれている、武内宿禰の掘った井戸の水「不老水」など、香椎宮は見どころの多い場所です。4月下旬から5月中旬にかけてはツツジ、6月上旬にはハナショウブが花期を迎えるということで、その時期に訪れるのもいいかもしれません。
おまけに境内「亀の池」の亀。