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|日々のこと

季節の散歩「立夏」

季節は緑が青々と茂る5月となりました。散歩をしていると植物の活き活きとした姿がまぶしく感じられます。

最近ではさまざまなお家の庭のバラがいっせいに咲いており目を楽しませてくれます。

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(こちら↓もバラ?) IMG-8104

また、見たことのない植物があるととても気になります。

下の画像の植物もそのひとつです。最近見つけたもので、写真では分かりにくいですが紫色の花か葉っぱのようなものが茂っていました。

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今は名前を知りたい植物の写真を載せるとAIが判定してくれるアプリもありますね。 しかし上の画像では判定が難しかったようで、なんの植物かは分かりませんでした。

二十四節気(太陽太陰暦)を見てみると、本日5月6日頃から「立夏」になります。 まだまだ春の盛りの今を夏の始まりと言うのは不思議です。

これは古代中国の「その季節の盛りが極まると、次の季節の兆しが見え始める」という思想に基づいています。

由来を知ると、「立夏」とは「春の一番の盛りの頃であり、そろそろ夏の気配が見え始める時期」と考えることができますね。

二十四節気はさらに七十二候に細かく分けることができます。 七十二候では、本日5月6日から10日頃までは「螻蟈(ろうこく)鳴く」 という時期になります。

難しい漢字ですが、「螻蟈(ろうこく)」とはアマガエルのことだそうです。「螻蟈(ろうこく)鳴く」は、アマガエルが鳴き産卵を始める時期を表します。

水田の近くでは、アマガエルのオスたちが自分の存在をメスに知らせようと鳴いている声が響いているかもしれません。

明け告げ鳥の庭 2021